THE WAY I HEAR / LAKWATSA, Manila 2013 |
About the Project "LAKWATSA" / Text-Score and Image |
THE WAY I HEAR / LAKWATSA, Manila 2013 13章の短文テキストは、展示空間と外を隔てるガラス壁、また2階建てサイズの大きなガラスケース表面に貼られ、それぞれマニラの現在、又は過去のサウンドスケープを物語る。現地でのリスニングと資料リサーチによって書きおこされたテキストは、貼付けられた窓からの眺めやガラスケースの中に置かれた風景の断片としてのオブジェと関連付けられていることで「楽譜」となり鑑賞者に音風景を想像させる。 口語調で書かれたテキストを読み進め、番号順に展示空間内を移動することで、鑑賞者は想像上のマニラに耳を澄ましながら歩き巡る「Lakwatsa」(タガログ語でぶらぶらとする様子の意味)へと誘導される。 「1.INTRODUCTION」から「13.AIRPLANE」はそれぞれ単体でも完結した内容ではあるが、順に追って行くことで時間的なコンポジションは成り立っており、テキストの量、内容の密度の変化によって構成され、鑑賞者が音を想像する行為を目の前の景色から想像上の過去へと飛躍させる為のチューニングのプロセスも担っている。 関連する ブログ記事はこちらから |
展示会場:左は外に面したガラス壁、右はショッピングモールの通路に面したガラス壁 |
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